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学院だより 両丹地区短期講座開催
2000.7.18 学院担当 浪 花 健 三

 平素は、 京税協学院講座につきまして、 多大なご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
 今回、 数年ぶりに福知山にて短期講座が開催され、 本稿はそのご報告です。
 短期講座のテーマは、 「確定拠出年金制度 (日本版401k) の概要」 で、 講師には 「大同生命東京本社年金運用業務部有津尚夫様」 をお招きいたしました。 会員先生は、 福知山11名、 宮津2名、 舞鶴7名、 峰山1名、 計21名のご参加をいただきました。
 研修の内容は、 1.導入の背景、 2.制度の概要、 3.米国の401kとの相違点、 4.今後の課題という構成で行われました。 その中で特に印象に残った内容を箇条書きにしてみます (不正確な部分があります。 ご容赦下さい)
(1) 米国における 「401k」 とは、 米国内国歳入法典401条k項に適合する年金制度のことです。 従業員は、 自己が受ける給与やボーナスから、 将来の年金受給のために任意の一定額を拠出します。 当該従業員の給与等から拠出した金額は、 その所得税課税が年金受給時まで繰り延べられます。
(2) 日本で考えられている 「確定拠出年金制度」 は、 米国の401kに類似していますが、 その拠出額が制限されている点は相違しています。
(3) 日本の年金制度は、 3階立て構造 (1階は国民年金、 2階は厚生年金等、 3階は厚生年金基金等) になっていますが、 「確定拠出金制度」 はその3階部分の制度を一部変更するものです。 従って、 ある程度福利厚生が整っている企業の問題であるとも言えます。 その意味で、 小企業への対処としては、 「中退金」 や 「特退共」 の活用が重要である旨のお話がありました。
(4) この 「確定拠出年金制度」 の従業員側のメリットは 「ポータビリティ」 (従業員が当該年金制度により拠出した金額等はその従業員に帰属し、 勤務先を変更しても、 当該従業員はその拠出金を持ち歩きできる) であり、 デメリットは 「原則六十歳まで退職金等を受給できない」 ことです。
 また、 企業側の最大のメリットは、 「退職給付債務が発生しない制度」 である点です。
 当該制度は、 今回の国会では審議未了で廃案となりましたが、 秋以降の国会で、 再度審議がされることと思います。
 この制度が実施されるまでに、 我々税理士は、 さらに十分な勉強が必要であることを実感しました。

第32回大同生命 優績営業社員表彰式

 平成12年5月22日、 リーガロイヤルホテル京都において平成11年度下期第32回大同生命優績社員表彰式が挙行されました。
 式は定刻、 大友紀専務理事の司会で、 林副理事長の開会のことばで始まりました。
上田寛理事長が 「厳しい経済状況の下、 保有契約高3,000億円の目標もあと一歩のところまできた。 前回の約束どおりこうしてホテルでの表彰式が挙行出来た事を心から喜んでいる」 と挨拶の後、 新家俊之取締役近畿地区営業本部長が 「今回表彰されるのは7名で前回と比べて少ないが、 予備軍は確実に増えている。 これからも先生方の顧問先に恥じない商品を提供することにより会計事務所の繁栄、 京税協の繁栄につながる事を確信して頑張りたい」 と力強い挨拶をされました。
 続いて、 廣瀬伸彦副理事長の経過報告の後、 受賞者一人一人が壇上にて上田寛理事長より表彰状と副賞を受け取られました。 受賞者は次のとおり。


受賞者(敬称略)
吉田  梢 (22回) 上野みゆき (2回) 桐本 博之 (11回) 南 美代子 (23回)
菊池 清和 (2回) 山田 祥子 (5回) 奥居 信子 (初)

 受賞者を代表して第一位の吉田梢さんの謝辞の後、 小林順一支社長が 「京税協いのちの気持で平成12年度を乗り切りたい」 と誓われました。
 粟田正雄副理事長の閉会のことばで表彰式は和やかな雰囲気の中に終了しました。


同好会紹介 “京都税理士パソコン同好会”
上京地区 太 田   克

 最近は、 私達の業務用コンピュータも、 従来の専用のコンピュータから汎用のパソコンを使ったものに変わりつつあり、 またパソコンの低価格化や昨今のインターネットブームも手伝って、 今やパソコンを持っていない人のほうが少数派と言う時代になってきました。 そんな中で、 せっかく買ったパソコンをもっと有効に、 もっと楽しく使いこなそうという仲間が月に一度程度集まっているのが、 私達 「京都税理士パソコン同好会」 です。 最近のパソコンは、 ノート型の小型のものや、 10万円以下の格安のものでも大変能力が高く、 上手く使いこなせば、 思っていた以上のことが出来たりするものです。 またある人にとっては当たり前に使っていた方法が、 別の人にとっては目から鱗の情報だったりすることもあり、 この会は私達にとってパソコンに関する身近な情報交換、 収集のための貴重な場となっています。
 一応活動はテーマを決めて行ってはいますが、 時には 「うちのパソコンうまいこと動かへんねんけど、 どないしたらええんやろ」 みたいな話題が中心となったパソコンよろず相談室的な内容になったり、 単なる雑談会になったりと、 その内容は臨機応変です。 それでも、 今年のテーマは雑談会です、 では格好が悪いので、 昨年は 「HTMLの基礎とホームページの作成」 と言うテーマで活動してきました。 今年は 「事務所内LANとイントラネットの構築」 と偉そうなものにしてみましたが、 実際は必ずしもそんな難しいことをやっているわけではありません。
 参加者も、 この会に参加するために初めてノート型のパソコンを購入した初心者から、 パソコンスクールの主催者という大ベテランまで、 様々です。
 入会資格はパソコンに興味を持つ 「税理士となるべき資格を有する者」 (税理士登録の有無は問いません) で、 私たちの趣旨に御賛同頂ける方です。 初心者の方には、 最初は少し敷居が高く感じるかもしれませんが、 実際にはそんな難しいことをやっているわけではないので、 きっとあなたのパソコンライフに役立つはずです。
 ベテランの方はあなたの豊富な知識を少し後輩のために分けてあげて下さい。 代表者太田 (ohta@tax.ac) までご連絡の上、 参加をお待ちしています。
 ただし 「パソコン教室」 ではありませんので、 その点はご理解下さい。

組合の動き

5・25 税務便覧制作委員会開催 (平成12年度版税務便覧の制作について)
5・25 中京納税協会・理事評議員会に出席
5・26 春の叙勲褒章受賞者を表敬訪問
5・30 基本問題検討特別委員会開催 (支所制度の導入に向けて検討)
5・31 基本問題検討特別委員会と支部長及び支部経理担当者との協議会開催 (支所制度の導入に向けて協議)
6・1 海外旅行打合せ実施
6・1 宇治支部・第20回定期総会及び設立20周年記念式典に出席 (於 京都センチュリーホテル)
6・2 中京支部・第20回定期総会に出席 (於 京都ホテル)
6・5 伏見支部・第20回定期総会に出席 (於 観月荘)
6・6 右京支部・第20回定期総会に出席 (於 京都ホテル)
6・7 財務委員会開催 (第28期の決算について)
6・7 大同保険推進協議会に出席 (於 名古屋マリオットアソシアホテル)
6・8 事業委員会開催 (第29期の事業計画について他審議)
6・8 法規諸規則委員会開催 (支所規約の検討)
6・9 保険委員会開催 (第29期の予算作成)
6・9 全税共ミニ業推会議開催 (キャンペーン実施要領表彰基準について協議)
6・10 東山支部・第20回通常総会及び設立20周年記念式典に出席 (於 京都パークホテル)
6・13 予算編成準備会開催
6・15 総会議案審理会開催
6・16 事業小委員会開催 (新規提携企業の検討)
6・16 全国税理士共栄会参加生命保険会社京都地区業務推進協議会開催 (キャンペーン実施要領・表彰基準について協議)
6・21 理事会開催 (第29期の予算審議)
6・27 写真審査会開催
6・28 伏見地区・大同生命との地区別連絡協議会開催
7・3 会計監査 (予備) 実施
7・3 総会議案書ゲラ校正実施
7・5 正副理事長会・常務理事会・理事会開催
7・6 学院・短期講座開講  「税制改正のポイント」
 講師 清水 宏先生
 参加 23名
7・7 会計監査実施
7・7 税務便覧制作委員会開催 (平成12年度版税務便覧の制作について)
7・10 編集委員会開催 (第90号の編集方針を検討)
7・11 相談役会開催
7・14 第28回通常総会開催準備打合せ実施
7・17 税務便覧制作委員会開催 (平成12年度版税務便覧の制作について)
7・18 学院・短期講座開講 「確定拠出型年金制度の概要と課題」
 於 福知山納税協会
 講師 有津尚生先生
 参加 21名
7・19 下京支部・設立20周年記念式典に出席 (於 ホテルグランヴィア京都)
7・19 右京支部・設立20周年記念式典に出席 (於 京都全日空ホテル)
7・21 税務便覧制作委員会開催 (平成12年度版税務便覧の制作について)
7・25 税務便覧制作委員会開催 (平成12年度版税務便覧の制作について)
7・27 正副理事長会開催
7・27 第28回通常総会・講演会・懇親会開催 (於 京都ホテル)
7・28 上京支部・設立20周年記念式典に出席 (於 京都ブライトンホテル)
8・3 編集委員会開催 (第90号の編集割付を実施)
8・4 海外旅行説明会開催
8・7 事業委員会・事業推進協議会開催
8・10 編集委員会開催 (第90号のゲラ校正)
8・11 編集委員会開催 (第90号のゲラ再校正)
8・19〜28  (計4回) 学院・パソコン講座開講
8・22 税務便覧制作委員会開催 (平成12年度版税務便覧の制作について)

理事会報告
◆第1回理事会

 平成12年度第1回理事会を6月22日午後1時30分より開催致しました。
 当日の出席状況は次のとおりでした。
 理  事  38名
 監  事   3名
 相談役    3名
[決議事項]
第1号議案
 第29期予算案承認の件
 第29期の事業計画及び収支予算が各部門担当の常務理事より提出され、 審議の結果原案どおり承認され、 7月27日開催の通常総会に提出することとなりました。
◆第2回理事会
 平成12年度第2回理事会を7月5日午後3時より開催致しました。
 当日の出席状況は次のとおりでした。
 理  事  44名
 監  事   3名
 相談役    3名
[決議事項]
第1号議案
 組合加入承認の件
 次の14名の組合加入が承認されました。
 なお、 組合員総数は1,394名、 出資金総額は15,003万円となりました。
     (申込順・敬称略)
 岩井 良彰 北川 泰伸 奥村  晃 本間  憲
 岡 政義 野  宏 山口 和彦 平田  治
 鈴木 伸弥 安田 圀子 國賀 映子 吉鶴 和之
 川勝 高博 山田 紀子
第2号議案
 第28回通常総会議案審議の件
 事前に送付している 「第28回通常総会議案」 (案) について、 説明があり、 出席者に諮ったところ全員異議なく了承しました。
第3号議案
 定款改正案及び支所規約案承認の件
 支所設置に向けての定款改正及び支所規約の制定に関して第28回通常総会に上程すべく、 定款改正案及び支所規約案を出席者に諮ったところ全員異議なく了承し原案どおり総会に上程することになりました。
第4号議案
 組合員趣味の会助成額承認の件
 福利厚生事業 「趣味の会」 の助成金について、 活動状況等の報告があり、 昨年より一団体増えた6つの同好会に対して助成金を支出することが承認されました。
[報告事項]
1 第28回通常総会開催準備の件
○総会議長の選出について…総会議長の候補者として右京地区の 「平澤政治組合員」 を考えている旨報告がありました。
○講演会講師について…本年は、 立命館大学国際関係学部教授・国際平和ミュージアム館長 「安斎育郎先生」 に 「超能力のカラクリ」 と題してご講演いただく旨報告がありました。
2 各部門報告の件
○委員長の交代及び新委員の委嘱について…学院運営委員長の小林博常務理事の辞任にともない、 新たな委員長に浪花健三理事を、 また、 損害保険事業の拡充に向けて保険委員に永沼猷彦組合員を委嘱することが承認されました。
○全税共第15回全国統一キャンペーン表彰基準等について…15回キャンペーンの記念表彰として連続入賞者を対象とした表彰基準を新設。 また、 支社表彰の基準を細分化した旨報告がありました。
○新規提携企業について…機密書類の回収リサイクルを行っている砂田紙業株式会社と新たに提携を結ぶことが承認されました。

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