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第28回
VIP君・ランちゃん
チャリティー
ゴルフコンペ

 10月18日、 瀬田ゴルフコースにおいて、 「第28回

VIP君ランちゃんチャリティーゴルフコンペ」 が開催された。

 今回は北と東のコースにわかれての開催となったが、

台風の余波の雨をものともせず、 好スコア続出の大会と

なった。

各組の入賞者  (敬称略)

北コース 東コース

優 勝
安田  徹 92

優 勝
清水 郁雄 79

2 位
村中 平治 88

2 位
田中 健三 76

3 位
丹羽 康雄 91

3 位
村中 研治 90

4 位
松田  進 94

4 位
植田  順 82

5 位
田島 博昭 100

5 位
芦田 勝博 85

B G
田中  明

84

B G
田中 健三 76

B B
藤原  隆

123

B B
二股  茂 126

  隠しホールとメンバーに恵まれて

                中京地区 安田  徹

 前日の雨天、 進路によっては台風の上陸も考えられた

不安定なお天気も、 当日の朝、 家を出かける時には小雨と

なり、 瀬田ゴルフの北コースをスタートする頃に、 気がかりな

雨もやんで、 楽しい1日になると喜びました。

 ゴルフを始めた頃、 打てども打てども上達せず、 迷ってばかり

で、 自分のゴルフはボールを傷付けるか、 なくすことを目的にと

思われるプレーぶりで、 先輩から 「トラック1杯分は練習場で

打ってからでないと、 コースに出てはダメだよ」 と言われ、 ショックを受けたことを覚えています。

 それ以来、 練習を重ね?日進月歩のクラブ進化と、 飛ぶボールの開発に助けられて、 得意なクラブが出来、

番手によっては、 まっすぐ飛ぶようになって 「ゴルフらしくなってきたなあ」 と言われるようになりました。

 同伴者の実戦マナーを見て、 プレーはリズムよく遅くならない、 ラインを踏まない、 ホールアウトは素早くなど、

迷惑をかけないよう心掛けてプレーするようになりました。

 そうすると、 同伴者のゴルフやコースの景色が見えるようになって、 ゴルフの魅力にはまり楽しくなってきました。

 ゴルフが面白くなると、 ゴルフ場のコース・ホールに好き嫌いが出来てきました。

 瀬田の北コースもどちらかと言えば好きな方ではありませんでした。

 全税共のゴルフコンペはダブルペリア方式で、 ハンディキャップの算出方法は隠しホール12ホール分のスコアを

合計し、 これを1.5倍し、 その数字からコースのパーを引いて8掛けしたものがハンディキャップとなりました。

 私のスコアは92。 このうち隠しホールのスコア合計は66。 この1.5倍は99。 これからコースのパー72を引くと

27。 この8掛は21.6となり、 ネット70.4の優勝となりました。

 優勝の要因は、 隠しホールでたくさん打ったことですが、 このコースを好きになろうと思っています。

 優勝記念品のデジタルカメラは、 孫の成長を記録するのに購入を考えていた品で、 家族全員大喜びです。

 最後になりましたが、 楽しくゴルフができ、 優勝というのは、 ご一緒にプレーしたメンバーのおかげです。

 ご一緒できた林 正 (中京)、 秋山 達 (宇治)、 平井信行 (宇治) の先生方に深く感謝いたしております。

  第28回全税共ゴルフコンペに参加して

               右京地区 清水 郁雄

 10月18日、 瀬田ゴルフコースで開催されました 「京税協、

支部連共催、 全税共協賛 VIP君・ランちゃんチャリティーゴルフ

コンペ」 にて、 優勝させていただきました右京支部の清水郁雄

です。 当日の天気予報は雨の予想でしたが何とか持ちこたえて

くれました。 東コースアウト8時21分のスタートで、 メンバーは

右京支部の今西到先生、 宇治支部の田中健三先生、

第一生命の三宅俊信様でした。 写真はスタートホールでティーショットを打った直後のもので、 真っ直ぐ飛んでいって

くれよと願いを込めてボールを見つめています。 ボールは軽いドローがかかりフェアウエー左240ヤードのあたりに

止まりました。 ほっとして、 グーと思いながら歩き出しセカンドショットを打ったのですがこれが大ダフリ、 何とか

ボギーで上がって2番ホールへ、 ここもボギーで3番ホールへ、 ここはセカンドショットがピン横30センチの

スーパーショットでOKバーディ、 その後は4ボギーでアウト上がって41。 お昼を食べて、 インは2バーディ、

4ボギーの38、 合計79でホールアウトしました。 同伴プレーヤーも皆様好調で、 田中先生はアウトインとも38の

76でベストグロスを獲得、 又、 今西先生もアウト43イン38の81と素晴らしい成績でした。 第一生命の三宅様は

内心、 税理士は仕事してるのかなと思ってらっしゃったことでしょう。 今西先生とはハーフ3つ渡してのチョコの

やりとりをしておりましたがなんとグロスで2打しかかわりません。 ハンデの改訂を申し入れたのですが断られ

ました。 これからは今西到あらため 「今西ハンデぼったくる」 と呼ぶことにいたしました。

 私の勝因は隠しホールにバーディが入らなかったことですが、 それでは面白くないので、 正義は勝つとしておき

ます。 賞品を貰ったときはうれしかったのですが、 早速原稿の依頼がきてガクッ、 写真も出すようにとのご指示で、

恥ずかしながら掲載しました。

 最後になりましたが、 お世話になりました皆様方に感謝の意を込めてお礼申し上げます。

楽しい1日を有難うございました。  ゴルフは  「Play fast」


京都市からのお知らせ

■住民税について

○提出先・問合せ先

 京都市理財局税務部法人税務課特別徴収係 (本市では13年4月の組織改正により、

提出先が各区役所から市役所に一元化されました)

■償却資産について

○申告期限…14年1月31日(なるべく14年1月18日までにお願いします)

○申告書の提出先・問合せ先…資産所在の区役所・支所の固定資産税 (課税) 課


  

『万葉集』 は日本で最も古い歌集である。 全部で20巻。 その中には4500余首、 人間の生きる喜び・悲しみ・

苦しみを高らかにうたった長短さまざまな形の歌が収められている。 8世紀初め、 それまでに作られ伝承されていた

歌がまずまとめられ、 巻1、 巻2が完成。 以後順次に収録し、 奈良時代末期、 または平安初期に成立したといわれ

ている。

 万葉時代に生きた人々は、 自然をこよなく愛し、 日々の暮らしの中で捉えた花の姿や四季の移ろいを巧みな比喩

として歌の中にいかしている。

 4500余首の歌の約3分の1にあたる1500余首には草木花が詠みこまれ、 その種類は約150も数えられる。

その中でも萩が1番多く詠まれ、 142首におよぶ。

                         および お
 秋の野に咲きたる花を指折り
             ななくさ
   かき数ふれば七種の花
          山上憶良 (巻8−1537)
       を ばな くずはな
 萩の花尾花葛花なでしこの花
    をみなへし   ふじばかま

   女郎花また藤袴朝顔の花
        
山上憶良 (巻8−1538)

 今の人々にも愛されている 「秋の七草」 の源流がこの歌である。 山上憶良は 『万葉集』 で、 秋の七草の第1番に

萩の花をとりあげている。 春先にはまだ切り株である萩は、 若芽を生やし、 みるみる間に成長していく。 勢いよく

生える芽 「生芽ハエギ」 と名づけられたのが語源だといわれている。 また、 小さい葉が歯形についているので

「歯木」 の意味だろうという説もある。

 草かんむりに秋と書く萩。 まさに秋を象徴する花である。 古来、 萩は日本人に愛され、 絵巻や屏風絵にも

描かれることが多く、 蒔絵や衣装の絵柄としても取り上げられてきた。 古くから牧草として用いられており、 秋に

刈り取ったものを干して、 家畜の飼料としたり、 荒れ地でもよく生え育つため、 砂防用や植被植物として利用される

こともある。 また、 干した根を煎じて飲むと、 めまいやのぼせに効くなど実用的な面も持っている。

 万葉人は、 萩を庭に植えたり、 花を髪にかざしてみたり、 花が散るのを惜しんだ。

春されば霞隠りて見えずありし

  秋萩咲きぬ折りてかざさむ

        作者未詳 (巻10−2105)

 春には霞に隠れて見えなかった萩が、 秋になった今は見事に咲いている。

さあ、 折って髪飾りにしよう。

 しなやかに伸びた細い枝に小さな花をつけて咲いている萩の花もきれいだが、

秋萩が一面に散るこぼれハギというのも風情があり美しい。

  ま くずはら
 真葛原靡く秋風吹くごとに
    あ  だ
   阿太の大野の萩の花散る
          作者未詳 (巻10−2096)

 阿太の大野は萩の花ざかり。 秋風が吹くたびに、 野原一面の葛を押し靡かせて、 花がはらはらと散っていく。

 秋風にそよぐ萩の花を求めて、 京都を散策してみよう。

 京都御所の東側、 寺町通りに面して建つ梨木神社には、 約500株の萩が植えられている。 梨木神社は、

明治維新に功績のある三條実萬(さねつむ)と三條実美(さねとみ)親子をお祀りしてあり、 明治18年三條家の

旧邸に創建された。

 正面の鳥居をくぐると、 参道両脇の紅紫と白の可憐な萩が参拝者を出迎えてくれる。 境内に湧き出る 「染井の

水」 は、 京都3名水 (醒ヶ井、 県井、 染井) のうち現存する唯一の名水であり、 昔から茶の湯に適し、 今も多くの

人がペットボトルやポリ容器を持参して水を汲みにくるという。 染井の隣にある愛の木は、 なでながら願い事をすると

願いが叶う神木とされている。 萩の花が彩りをそえる細長い参道の一番奥に本殿がひっそりと建っているこじんまり

とした神社である。

 萩の花が咲き誇る候、 毎年9月第3日曜日には、 「萩まつり」

が催される。 尺八や琴の演奏や狂言、 日舞などの奉納行事の

ほか、 抹茶席煎茶席も設けられる。 秋の風情を題材にした俳句

を書いた短冊が萩の枝に飾られ、 秋と雅の風情を楽しむことが

できる。

 梨木神社をあとにして今出川通りを東に向かうと、 京阪

出町柳駅南側すぐに常林寺がある。

 常林寺は、 天正元年 (1573) に念仏専修僧であった魯道和尚によって開創

され、 現在の寺町通り荒神口の一角に最初の堂が建立された。 その後、 大火で

類焼して現在地へ移り、 元禄11年 (1698) に現本堂が建立された。

海軍伝習生として長崎や神戸にしばしば赴いた若き日の勝海舟が、 京における

宿坊にしていたといわれている。

 普段は見逃しがちの小さな山門をくぐると、 人の半身が隠れてしまうほど

勢いのある約800本の萩が、 あまり広くない境内に生い茂り、 萩の淡い色合い

で染まる寺である。

 少し足をのばせば、 詩仙堂、 真如堂、 迎称寺など、 京都で萩の花を愛でる

ところは数多い。 古来から多くの歌に詠まれた萩の花は、 いずれもつつましやか

でどこか淋しそうであり、 古都の風情によく似合う。

 秋たけなわの散策が心地よい季節、 短いいのちの限りを精一杯咲く花に廻り会えるといいですね。


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