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京税協ニュース

平成12年5月25日 第89号

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理事長挨拶
 理 事 長
 上 田  寛

 昨年の7月に役員改選があり、 8月に新しい執行部及び委員会を組織致しました。 西舞鶴における今回の懇談会は9回目に当たるということですが、 お世話頂いた舞鶴の先生方におかれましては大変ありがとうございました。 心よりお礼申し上げます。
 京税協の基本的な姿勢は組合員の為の組合として運営、 経営をしていくということですが、 その為には3つの柱があります。
 第1に組合員の先生方からお預かりしている出資金の確実な保全と配当の堅持。
 第2に税理士協同組合本来の使命を果たしながら税理士会に対して税理士制度の発展、 拡充の為に応分の寄与をしていきたいということ。
 第3に全国の協同組合の中でも京都だけにある学院を通して組合員、 事務所の職員、 またクライアントの中小企業の事務担当者の方たちの実務研修を先生方のご協力のもと、 順調に推移出来ているということです。
 また、 保険の推進状況におきましても両丹の先生方には多大なる感謝を述べさせて頂きますが、 我々の収入の8割を占める保険収入を、 右肩下がりのこの厳しい現況から先生方のご協力により何とか水平飛行に持っていきたいと思います。
 両丹の先生方には地理的に京都まで研修においで頂くのは困難ですし、 我々執行部の考え方をお知らせする機会も少ないので、 この様な形での懇談会も大きな効果があるのではと考えます。
 我々も今までの路線を踏襲していって効果が上がるとは思ってはおりません。 ここにおいでの担当副理事長及び委員長の先生方も知恵を絞って企画、 計画を進めております。 後でその報告がありますが、 現状打開の為にも先生方の貴重なご意見を賜り、 今後の事業活動の参考にしていきたいと思いますので宜しくお願い致します。
 当初申し上げました様に、 組合員の為の組合ということで、 組合事業に参加頂いた先生方には応分の事をしなければならないという使命感に燃えていますが、 4月の1泊旅行に於いても両丹地区より35名ものご参加を得ることが出来、 実行する我々としてはこんなに嬉しいことはありません。
 両丹の先生のご支持、 ご協力には心より厚くお礼申し上げ、 私の挨拶の言葉とさせて頂きます。

両丹地区懇談会開催される

 4月7日 (金曜日)、 京税協と両丹地区組合員との懇談会が舞鶴は由良川の畔、 いさざ (素魚・J) の 「おどり喰い」 で有名な 「たかた荘」 に於いて開催された。
 本年で第9回目となるこの会に、 組合より14名、 両丹地区からは49名が出席し、 当会、 さらには協同組合の活動に対する両丹地区会員の期待と意欲に溢れた会となった。

大同生命との連絡協議会

 石原委員長が司会となり、 廣瀬副理事長の開会の挨拶の後、 大同生命との地区連絡協議会が開催された。 最初に石原委員長の推進状況説明があり、 続いて大同生命小林京都支社長、 門部長より両丹地区の実績は新契約・保有とも順調に推移している旨のお礼の言葉の後、 平成11年度に伸率が顕著であった定期保険Lタイプ、 Rタイプ、 Dタイプの内容及び新商品の紹介、 又今後の対策についての説明がなされた。

各部門担当の報告

 引き続き、 田中専務理事の司会のもとに両丹地区懇談会が開催された。
 まず最初に上田理事長の挨拶があり、 引き続き作見委員長の進行により各部門報告に入った。

総務部門 (粟田副理事長)

 各部門の説明及び現在までの活動状況、 京税協ニュース (5月25日に第89号を発行、 テーマは両丹地区)、 第28回通常総会 (7月27日 於京都ホテル) を含む今後の会議日程及び、 定款変更を包括する組合運営を含む基本問題を検討する為の、 基本問題検討特別委員会が設置された件等について報告があった。

学院部門 (今西副理事長)

 本科、 短期講座、 実務講座、 職員研修講座それぞれの実施状況と役割の説明、 今後の開催予定 (テーマ及び日程) についての報告があった。

保険部門 (廣瀬副理事長)

 3,000億円の目標まであと1歩という大同生命引受 「総合事業保障プラン」 の保有高 (2月末、2,937億) に対する施策 (名古屋税協・東海税協・北陸税協と大同保険推進協議会立上げ)、 保有契約還元金の組合員への支払い方法の変更について等、 報告があった。

事業部門 (林副理事長)

 保険部門の収入の伸び悩みに対する事業部門への期待を受けて、 本年度は提携先を40社に増やした事、 その内容を記した組合員ハンディブックの作成・配布(第2版)、 提携企業先からの手数料の6割部分を新たに還元する件 (40社の中より抜粋)、 ホームページによる図書類の販売、 税務便覧の販売・配布及び全国展開に関する件等の報告があった。

地区連絡部門 (北田副理事長)

 地区連絡部門の役割説明、 趣味の会助成金交付、 北海道旅行を含む現在までの活動内容、 現在組合加入者数 (1,389名加入率81.3%) 及び、 春の1泊旅行 (新穂高・高山方面)、 秋の 「カナディアンロッキーとバンクーバーの旅」 を含む今後の活動予定についての報告があった。

意見交換

 この後、 報告内容についての意見交換が行われた。

 支部での研修会を行う際に学院部門に対して講師の派遣は依頼できるのか。

 今年度は間に合わないかも知れないが、 できるだけ要望に答えられる様小委員会で検討し、 理事会等に諮っていきたいと思う。

 提携先に潟_スキンがあるが全部のダスキンと提携しているのか。

 今の所、 ダスキンの中の潟Aイアムと潟_スキン洛北の2件だけである。

 両丹地区にも保養施設を前向きな方向で検討願いたい。

 昨年来検討してきたが、 宮津市字波路2399番2の 「波路荘」 に現在当たっている所である。 (料金割引含む) ただ地域についてあまり詳しくないので良い場所があれば教えて頂きたい。
(参考意見としてこの会場になっている 「たかた荘」 が東舞鶴に5月にオープンするので後で交渉してはどうかとの声あり)

 春と秋のチャリティーゴルフの会場をもう少し両丹地区の近くに設定出来ないか。

 平素は大変な遠路を申し訳なく思っている。 京都の西方面等検討事項とする。

 図書類の販売をされているがコンピュータのデータベースに入れて頂いてそれをこちらで注文する事は可能か。 又、 我々がホームページを立ち上げる際に組合がそれをアシストしてくれることは可能か。

 図書類の発注については現在すでに可能である。 ホームページの立ち上げについては情報化委員会の方で検討事項とする。

 事業部門で提携している各業者に注文したら間違いなく協同組合に手数料が入るのか。

 すべてコンピュータ化されているので最初に登録を京税協を通して頂くと間違いなく手数料が入り、 又還元もさせて頂ける。

 以上活発な意見交換の後、 田中専務理事よりお礼の挨拶があり、 北田副理事長の閉会の言葉により、 盛会裡に終了した。

雑 感  宮津地区 伊藤有希子

 今回、 原稿を依頼され、 何を書いたらよいものかと、 日常あまり物事を考えていないことを反省しきり。
 さて、 年毎に1年が短く感じるようになるのは、 自分の年齢が分母になるからだと言われてますが、 まさに、 その言葉通り、 1年が短くなって参りました。 去年の確定申告が昨日の事のように感じる今日この頃です。
 また、 新聞を読んでおりますと、 毎日、 呆れるほど事件、 事故が起こっております。
 私などは、 日本のバブル経済の恩恵を受けることなく、 バブルがはじけ、 今度は米ネットバブルが、 これまた知らぬ間にはじけ始めております。 バブルなんぞは最初から泡なんだからと思いますが、 バブルに限らず、 情報に人が扇動されることには、 危惧を覚えます。 かくいう私もネットにはまっております。 研修などもネットで行ってもらえればと期待しております。 これから一層普及し、 容易に情報を入手することが出来るようになるかと思いますが、 翻弄されることなく、 懐疑的であることも必要ではないかと、 また、 日本三景天の橋立を有する観光都市宮津の住民と致しましては、 「どうぞ、 1度、 足をお運び下さいませ」 と、 最後に一言、 申し添えておきたいと思います。

日頃思うこと  福知山地区 浅尾 善逸

 支払給与の計算に従来の時間給に対して、 働く時間の管理を本人に任せる 「裁量労働制」 という方法があります。
 裁量労働制は働いた時間ではなく、 成果に対して賃金を支払う形をとるため、 残業時間が長くなったり、 どんどん仕事を引き受けてしまう等のため、 体の不調や病気を訴える人が多くなっているとの報告がされています。 仕事の出来る人に基本的に過剰に適応するという事が指摘されています。
 税理士という仕事は、 顧問先の経理の後処理でいつも仕事に追われている基本的な状況があります。 しかも期限に追われ、 しかも調査というチェックの緊張状態におかれています。 ゆっくりしたいと思っても零細企業の顧問先が多く、 不備な資料に懇切丁寧、 時間がかかり、 しかも収入も必ずしも高いとは申せません。
 自分の自由に出来る時間と仕事の量とのバランスがくずれた時に、 心身ともに疲れ、 破綻がくることは目に見えています。
 程のよい仕事量にして、 情報はおかずに上手に整理をし、 パソコンとは遊び感覚で無理なくつき合い、 人生に対する沈思黙考の時間もあるような環境にしたいと思う昨今です。

雑 感  宮津地区 田中 安昭

 私の友人に、 自らのホームページに店を出し商売をしている者がいる。 儲けは別にしてこの電子ショップ、 視点を変えれば非常に面白い。 つまりオンライン上では従来の小売業の概念と括りを曖昧にし、 しかもこのヴァーチャル環境の進展が、 そのマーケティングの在り方そのものをも変えるインパクトを持っていることだ。 またこのチャンスをもっとも活用できるのが、 実は中小企業や個人企業の筈であり、 全く新しい 「小売業」 の成立を予測させる力を秘めていることが伺える。
 ところで、 このような環境は我々税理士にとっても決して他人事ではない。 3年後に登場する電子申告制度や既に承認されている電子帳簿、 そして相次いで開設されたホームページにより、 今やその規制そのものが形骸化されてきている広告規制の問題、 またさらには来年夏から様々な公共料金に加え、 地方税までをもパソコン等により電子決済を可能にさせるなど、 この電子情報化社会を鑑みれば印字に苦労した今回のOCR方式さえ、 暫定的措置にすぎないように思われる。
 しかし、 共通していえることは、 モノの売買や申告納税方式の選択肢が増えたということが、 既成の概念に大きな影響を与えることを予測することが出来ても、 将来それが豪・米国の様に主流になっていくことを予測することは困難であり、 慎重な選択を心がけたい。

孫 雑 感  福知山地区 藤原 正己

 “なんでこんなに可愛いのかよ、 孫という名の宝物…”
 大泉逸郎の唄が大ヒットして全国をかけめぐっている。
 この唄の通り、 本当に孫は可愛いものだ。
 私も今年3月還暦を迎え、 昨年の夏に内初孫 (娘) を授けていただいた。 季節にちなんで名前も 「夏来」 という。 「なっちゃん、 なっちゃん」 で大変である。
 今年の2〜3月の申告期も日曜日あたりは事務所におでましで、 ギスギスガツガツと仕事をしているみんなをなごませてくれる天使である。 「ヂーちゃん、 バーちゃん」 とは未だ言えないけれど、 充分意志は伝わってくる。
 いらいらがつづく申告期!!、 可愛い 「なっちゃん」 ありがとう。 あなたの笑顔で3月15日を迎えることが出来ました。 すくすくと大きく育ってほしいものです。


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