理事長挨拶 理事長就任にあたって
第53回通常総会において理事に、またその後に開催 された理事会において理事長に再任させていただきました。通常総会におきましては、上程いたしましたすべての議案につきこ承認いただきまして誠に有難うございました。
2年前の理事長就任がついこの間のように思えるほど多忙ながらも充実した任期を過ごさせていただきました。この度の通常総会は役員改選期にあたり、これまで2年間役員および委員として組合運営にご尽力いただきました先生方の労に感謝しますとともに、新任また再任されました先生方にはご事業でお忙しい中、これから2年間組合運営のお手伝いをいただくことに なりますが、何卒宜しくお願いします。
昨年度は組合収益の大きな柱である保険部門ならびに事業部門におきまして、一昨年実績を上回ることができました。組合員・賛助会員の皆様はもちろん提携企業関係各位のご協力に厚く御礼申しあげる次第でございます。また他税協の皆様におかれましては、ご遠方より通常総会後の懇親会にご臨席賜りましたが、逆に私たちが総会をはじめ各行事へお招きをいただくこともあり、その友好関係のもと当組合の事業施策に反映させていただいているところも多くございます。今後ともこの関係が続くことをお願い申しあげます。
当組合は定款第1条の目的に「本組合は、組合員の相互扶助の精神に基づき、組合員のために必要な共同事業を行い、もって組合員の自主的な経済活動を促進し、かつその経済的地位の向上を図ることを目的とする」と定めております。相互扶助の精神はすべての中小企業等協同組合に共通の理念であり、組合事業の目的もこれから発するものであるといえます。税理士や税理士法人が一つの組織を結成し、協調して経営の安定や合理化をめざすための手段として有効な共同事業を行うことが謳われております。当組合もこの目的のもとに創立されたことを忘れることなく本年度もこの精神のもと事業を遂行すべき責任を感じるところです。執行部はその目的を達成するためには、如何にすれば組合員・賛助会員の皆様にご満足いただけるかを念頭に組合運営を企画・実施しなければなりません。
還元施策である支所交付金をはじめ研修事業や厚生 事業は、組合員の研鑽と相互の親睦を図る施策として、組合員先生方の事務所経営や税理士会各支部・支所の 事業の一助となるよう、より一層の充実を図ってまいります。活発な組合事業をご提供するためには、安定した収入が必要ですが、生命保険会社をはじめとする提携企業各社と実施する協議会等において、できるだけ組合員の皆様との接点の場を設けてほしいとの声も頂戴します。支部・支所における例会や研修会の際に実施する組合PRの枠を拡大するなど提携企業各社の一層の周知を図ることも重要な役目であり、収入の確保に努め、結果として税理士会の発展に少しでも寄与できるよう努力してまいります。
結びに組合員・賛助会員そして関係各位の皆様には、これからも変わらぬご協力とご支援そして事業へのご参加をお願いいたしまして、理事長再任のご挨拶とさせていただきます。今後ともよろしくお願いします。
(令和7年9月25日発行 京都税理士協同組合ニュースKYOZEIKYO №189より)
理事長 森 敏行