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"夢と感動をありがとう"

すばらしかった福商ナイン

福知山地区   藤原 正巳 

 やった!! ついに夢をかなえた。第81回全国高等学校野球選手権大会京都府大会で決勝戦に進出した地元私立福知山商業高校が、7月30日西京極球場で強豪東山高校を13対5の大差で下し、府下参加74校の頂点に立ち、憧れの甲子園への切符を手にした。 本当にびっくりだった。長くただ夢のようだった甲子園が現実のものとなり、7万福知山市民もこの快挙に酔いしれた。

 しかし時間は待ってくれない。8月8日開幕までに応援準備、財政手当など大変な1週間となった。大会第3日目、  第1試合に登場した福商は、共に初出場の盛岡中央高校(岩手県代表) と対戦、6対2で快勝した。京都府北部勢としては甲子園初勝利、京都勢通算記念すべき100勝目を見事に飾った。主戦力左腕藤原君(兵庫県柏原中出身) は毎回の14奪三振という快投を演じ、大会優秀投手との指名を受けた。特にチームの守備力は抜群で「のびのび野球の福商」とも称賛された。

 当日甲子園の一塁側アルプススタンドは、早朝4時にスタートした大型バス102台、在校生を乗せたJR臨時列車2本、選手の父兄・職場がチャーターしたバスなどで総勢6千人を越す大応援団が駆けつけた。福知山市民の10人に1人がアルプススタンドに顔を見せたことになる。アルプススタンドは超満員、入りきれない応援団は相手側の三塁アルプスまではみだし青いメガホンで大声援を送った。その統率のとれた整然とした応援ぶりはテレビでも再三写し出され「応援ぶりでは今大会の最優秀応援団」とも称された。

 2回戦、千葉県代表柏陵高校に3対1で敗れたものの選手1人1人に涙はなかった。

 大応援団に励まされ福知山市民に夢と感動を与えてくれた福商ナイン!! 本当にありがとう。 君たちの素晴らしい夏は終った。


 

第30回 大同生命優績営業社員表彰式開催

 平成11年5月21日リーガロイヤルホテル京都にて、大同生命京都支社の優績営業社員の第30回表彰式が開催されました。定刻、平澤専務理事の司会で始まり、谷副理事長が開会のことばを述べ、続いて清水理事長が表彰を受けられる人数が少ないのは残念であるが、トップの桐本博之さんの成績がずば抜けていること、さらにはこの表彰式を40回、50回と続けていきたい旨の挨拶がありました。

 大同生命の新家取締役が、「平成11年度は心と行動で頑張ります。」と今年の目標を掲げた力強い挨拶をされ、 上田副理事長が、保有契約高3千億円達成を目標にした経過報告をしました。

 さて、いよいよ表彰式に入り、13名の受賞者の方がお1人ずつ壇上で清水理事長から表彰状と副賞を受けられました。この後、今回トップの成績を挙げられた桐本博之さんが受賞者を代表して「大同セールスマンシップにのっとり、保有契約高3千億円突破を目指す。」と力強い宣誓に続いて、小林京都支社長が謝辞を述べられ表彰式は極めて厳粛なうちに終了しました。

受賞者ご芳名  (敬称略)

平成10年度下期優績営業社員

桐本 博之

成瀬 浩子

小沢 良子

藤田眞一郎

田辺 正美

山崎三保子

伊藤 明弘

高橋 昭夫

南 美代子

原 恵美子

小堂 道代

関本 弘子

河内 良子

お礼のことば

 本日表彰を受けました職員一同を代表致しまして、一言お礼のことばを申し上げたく思います。

 この度は、私達の為にこの様な立派な表彰式を挙行して頂き、又、 ただ今は表彰状と副賞を、 清水理事長より励ましのお言葉と共に頂きましたこと、喜びと共に厚く御礼申し上げます。 誠にありがとうございます。

 この半期を振り返ってみますと、低迷する経済状況の中で、私達の営業活動も決してなまやさしいものではありませんでした。 しかし、 ややもすると暗く沈みがちな毎日の中で、 とびっきり明るいニュースが入ってきました。 それは、 清水理事長が 『秋の叙勲』 で受章されたことです。 先生の受章は私達に大きな「力」を与えて下さいました。「私達は、こんな御立派な先生のご指導の元で仕事をしているんだ!」何とも言えない緊張感、責任感、誇りと共に大いに感涙致しました。今でも思い出すだけで目頭が熱くなってきます。

 今回の成績も、この喜びと、この感激をお客様にも伝えたい、その一心で業界ナンバーワンの商品開発力をもって、京都税理士協同組合とその先生方のアドバイスを反映して、タイミングよく作られた新商品をカバンに詰め、訪問活動を続けた結果であります。

 大変遅くなりましたがこの場をお借りしまして、お祝いと御礼を申し上げたく思います。『秋の叙勲 勲五等双光旭日章』受章おめでとうございます。そして、本当にありがとうございました。

 人はこの世に生まれた瞬間、 最初にする息、それは 「吐く」 のではなく、 「吸う」 のだそうです。 本日も初めてこの表彰式に出席させて頂いた職員が数名おります。 その職員達にとって、 本当の意味での 「京税協総合事業保障プラン」 のセールスマン誕生の時と言えると思います。 新人職員達は、 本日のこの式場の、 神聖で、 荘厳で、 格式があり、 愛の満ち溢れた、 この素晴らしい空気をこの晴舞台で、 胸一杯に、 お腹一杯で、 いや、 全身全霊で吸った事と思います。 この一息は当人達を大きく成長させてくれるに違いありません。 なんと幸せなことでしょう! 最高のデビューだと思います。 本日初出席の新人職員に成り代わりまして、 改めて厚く御礼申し上げます。 誠にありがとうございます。 そして、 この新人達を私同様、 どうぞよろしくお願い申し上げます。

 大変申し遅れまして恐縮でございますが、 京都税理士協同組合、 清水理事長はじめ、 全副理事長、 全専務理事、 全常務理事、 全理事、 全役員、 全組合員の先生方、 事務局長はじめ、 全局員様並びにご家族の皆々様の、 ご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

 私にはこれ以上いくら言葉を並べましても、 この感激と感謝の気持ちを表現する事が出来ません。 それよりも、今後の活動への熱意を今この場で宣誓をし、 「本日のお礼のことば」 にかえさせて頂きたく思います。 よろしくお願いいたします。

 宣誓!!

 私達は、大同セールスマンシップにのっとり、 人と企業を愛し、 敬い、 真実を尊び、 また、 いかなる時にも全てに感謝の気持ちを持って取り組み、 保有契約高3千億円突破を平成11年度早々の通過点とし、 大好きな、大好きな京都の街を人を企業を、 京都税理士協同組合総合事業保障プラン色に見事に染め上げるべく、 本日の受賞を励みとし、 一生懸命頑張りますことを誓います。

  平成11年5月21日

 大同生命京都支社営業職員代表  第四営業課  桐本 博之

『ありがとうございました!!!』


一泊旅行写真コンテスト

最優秀賞「秘境の吊橋」

 地区連絡部門では、恒例の写真コンテストを4月18日19日の一泊旅行「いにしえの都人が歩んだロマン街道と秘境瀞峡を訪ねて」の参加者を対象に行いました。

 府下各地区から応募をいただいた62点(31名) の作品は写真家の阿部士倖先生を審査委員長にお迎えし、厳正中立に審査を行いました。

 本年は、 応募数は昨年より若干少なかったものの、 高いレベルの作品が多く審査は難航しました。 結果は別表のとおりとなり、 7月29日開催の通常総会懇親会の席上で表彰を行いました。

 受賞者の皆さんおめでとうございました。

<入賞のポイント >

@ 人が撮らないものを撮る

A 何を伝えるか伝えようとす る意志をはっきりさせる

B 視野をあまり広くせず余計 なものは入れない

<阿部士倖先生寸評 >

 例年申し上げていることですが、 年を追うごとに上達が目に見えます。 正直に申し上げて、 当初は優れた作品を選ぶのに少々苦痛を伴いましたが、 最近では対象外の作品を選別するのに手間がかかります。 それは、 皆さんが格段に腕を上げられたことを立証するものです。 極少数ですが、 どうにもならない写真のあることも事実ですが、 しかしそうした写真があることで優秀な作品がより際立つことも事実です。

 さて、 今回の応募作品は、 平均して作画意識が向上して、 構図がしっかりしたシャープな画像の写真が多かったことが特長です。しかし、綺麗にまとまり過ぎた写真には情緒が欠乏しがちです。 俗にいう絵葉書写真がそれです。情緒欠乏症にかかった写真には感動がありません。作者の気持をそのまま映像として伝えるのが写真です。感動に素直にカメラを向けてシャッターを切ることが大切です。最優秀の作品がそれです。 この作者には素晴らしい才能があるか、或いは全く無いか、のいずれかでしょう。私は作者の稀な才能を信じてこの写真を最優秀としました。吊橋を真下から見上げ、その造形美に感動して素直にシャッターを押した、 その素直さが勝因に繋がったのです。シンプルで力強い造形写真です。この写真から具象を求めてはいけません。作者の造形感覚が、その写真を見る側と融合して優れた作品になります。写真を撮るのにはあまり難しく考えないで、興味を感じた部分にだけレンズを向ければいいのです。そしてできるだけたくさん撮ることです。きっと一枚ぐらいは素晴らしい作品になります。そうして気楽に写真を楽しんで下さい。

 来年のコンクールを楽しみにして、たくさんの作品の応募を期待しています。

一泊旅行写真コンテスト入賞者

賞区分

地区

氏  名

寸   評

最優秀

園部
川西 通夫 ねらいの奇抜さがあり、優れた造形感覚の持ち主である。シンプルに画面をまとめたのが良かった。

優 秀

下京
本城 治美 白黒だけにまとめられ面白さがある。画面の中にうまく動きがつくられ、形の面白い作品。

優 秀

左京
清水 幸一 繰返の美しさがあり、ただの風景写真におわっていない。静かなはずの風景を迫力のあるものに置き換えられた。

入 賞

上京
有田徳五郎 何でもない風景だがうまく逆光を利用して雰囲気を出せている。

入 賞

上京
有田 行雄 構図がうまくまとまっている。

入 賞

上京
澤村 邦雄 木をシルエットにすることにより画面が引き締まっている。うまく遠近感が表現できている。

入 賞

右京
石原  豊 少し曇った山並みの雰囲気が良く出ている。情緒のある作品。

入 賞

左京
田口 尚志 風景写真としてのセオリーを抑えている。バランスの良い作品。

入 賞

東山
長谷川誠治 色がきれい。奥行きがうまく捕らえられバランスが取れている。

入 賞

峰山
吉岡誠一郎 構図の取り方がうまい。良くまとまった作品である。

申し込み総数 31名 62点(順不同・敬称略)

最優秀賞   園部地区  川西 通夫

優秀賞  下京地区  本城 治美   優秀賞  左京地区  清水 幸一

               


ふれあい美術館

霞中庵 竹内栖鳳記念館

 竹内栖鳳記念館はJR嵯峨嵐山駅北側に位置し、近代京都画壇の祖竹内栖鳳とその弟子たち、そして京都画壇の画家たちの作品を収蔵、常設展示している美術館である。

 竹内栖鳳は元治元年(1864)、京都市中京区御池通油小路西入るの料理屋「亀政」の長男として生まれ、17歳で四条派の代表的画家幸野楳嶺に入門し、「棲鳳」の雅号を与えられた。明治33年、パリ万国博覧会の見学を目的に洋行した折、多くの芸術に触れ、とくにコロー、ターナーの作品に影響を受けた。帰国後は雅号を「棲鳳」から「栖鳳」へと改め、四条派の伝統的な写実の上に、西洋絵画の特質を取り入れた新しい画風を表した。

 明治末年に、七卿落ちの一人であった壬生基修卿の別邸を手に入れ、保津川の景色を模した回遊式庭園や数寄屋建築の粋を凝らした建物など、栖鳳の嗜好を随所に取り入れた別荘「霞中庵」を約5年の歳月を費やして大正初年に完成させた。 これ以後、「霞中庵主」「霞中庵作」などの落款や印章が多く使われた。 別荘霞中庵造営は、栖鳳の画境も充実期を迎えた40代後半の事業であり、張りつめた栖鳳の息吹が感じ取れる。

 昭和期に入ると栖鳳は、洒脱な画風でますます画名を高め、同12年には横山大観とともに第1回文化勲章を受章。昭和17年(1942)夏、湯河原において77年の偉大な生涯を閉じた。しかし、栖鳳が指導にあたっていた京都市立絵画専門学校の卒業生や画塾竹杖会の門下生らによって、今でもなお栖鳳の精神は京都に深く受け継がれている。

 当館では、栖鳳・国画創作協会・栖鳳門下の画家たちの常設展示とともに、毎月企画展示を行っている。(10月池田遥邨展、11・12月は特別展冨田溪仙展の予定)

〒616-8371

京都市右京区嵯峨天竜寺若宮町12

п@075-872-3100

開館時間/10:00〜16:00(入館15:30まで)<要予約>
休 館 日/月曜(祝日は開館、翌日振替休)

料  金/一般3,000円(記念館見学、庭園散策含む)

      学生2,500円(要・学生証提示)

      20人以上団体割引あり  

※12歳以下は入館不可

アサヒビール 大山崎山荘美術館

 若き日欧州に遊学した関西の実業家、加賀正太郎はウィンザー城を訪れた際に眺めたテムズの流れの記憶をもとに、木津・宇治・桂の三川が合流し淀川となる壮大な風景を眼下に望む大山崎の地に英国風の山荘を建設します。

 加賀自らの設計によるこの山荘は、大正元年建築に着手、昭和7年にようやく本館が完成し、夏目漱石はじめ多くの著名な貴紳が訪れて大戦までの平和で豊な一刻を過ごしたそうですが、時は流れて平成に入り荒廃も著しくなります。一時は「取り壊してマンションに」という話まで出たそうですが、大山崎町民をはじめ多くの心ある人々がその保存を切に望み、京都府の要請を受けたアサヒビールが企業メセナ活動として山荘を修復、平成8年に「アサヒビール大山崎山荘美術館」としてオープンしました。

 JR「山崎」駅、又は阪急「大山崎」駅から歩いて10分。大山崎山荘の敷地に1歩足を踏み入れると急に空気がおいしく感じられるのは、まわりを取り囲む樹々のせいでしょうか。庭園の中の坂道を上がって山荘へとむかいます。

 本館に展示されている作品はアサヒビール初代社長、山本爲三郎のコレクションで、芸術や文化活動に理解が深く積極的な支援を惜しまなかった山本は、特に昭和初期に起こった「民芸運動」を熱心に後援、「民芸運動」に参画した河井寛次郎、濱田庄司、バーナード・リーチ等の作品を多く集めています。山本は山荘を建てた加賀と生前親交があった、というのも不思議な縁かもしれませんね。

 山荘自体も大正の頃に贅を尽くして建てられただけあり、重厚で、細部にまで神経の行き届いた造りとなっていて、一見の価値があります。ベランダを利用した喫茶室では、風景を楽しむ人、展示作品について語り合うグループ等々、皆さんそれぞれのスタイルで、山荘を満喫されていました。

 また、見学者のもうひとつのお目当ては、美術館開設時に新設された安藤忠雄設計による新館です。本館や庭園との調和に配慮して地中に埋め込まれた円形の陳列室を持つ新館は、中に展示されているモネ晩年の傑作「睡蓮」「アイリス」などと共に訪れる人をひきつけます。

 様々な作品を楽しみ、新旧の建物をあじわった後は広い庭園を通って帰路につきます。

 駐車場はありませんが、JR、阪急、各々の駅から約30分間隔で無料送迎バスも運行されていますので、「いつも車ばかり」とおっしゃる方も、たまには電車でお出かけになってみては・・・。

 春は桜、夏には睡蓮と四季折々の表情を見せてくれる山荘は、これからの季節、美しい紅葉で私たちを出迎えてくれることでしょう。

〒618-0071 

京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字銭原5-3

п@075‐957‐3123(総合案内)

開館時間/午前10時〜午後5時

(最終入館時間は午後4時30分まで)

休館日/月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休館日(展示替えのため)

入館料/一 般:600円(団体20人以上500円)

      高・大学生:400円(300円)

      小・中学生:200円(100円)

 ※但し企画展中は、料金が変更になる場合もあります。

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