バックナンバー 京税協ニュース 平成15年1月25日 第100号

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新年のごあいさつ
支部連新春講演会

No.2
100号記念「歴代編集長等所感」
全国統一キャンペーン表彰式
であい

No.3へ
「資産税に関する実務研修会」
組合の動き・理事会報告
京の文学散歩

京税協ニュース100号記念特集
歴代編集委員長語る

初代編集委員長(1〜19号)

   中京支所 (故) 高田 巌会員
第2代編集委員長 (20〜21号)

   中京支所 (故) 西田幸雄会員

 

第3代編集委員長  (22〜37号)

   下京支所 南 利憲会員

京税協表紙の写真によせて

 ご存知の通り、 京税協の1面には3段ぬきで組合員先生の写真が掲載されております。 その写真の初掲載の思い出について一言。


 京税協ニュースは創刊号から19号まではベテランの高田巌先生が編集長をされていました。

私は、 この19号から編集委員として参加させていただきました。

発行後しばらくして先生は、 突然編集長を辞任されました。


 次の20号の発行は、 急遽西田幸雄総務担当副理事長が編集長を兼任されることになり、 京都税理士協同組合創立10周年の特集とすることが決まりました。


 1面の構成について色々と意見が出ましたが、 編集長が替わった今回は、 写真を一面に掲載することにまとまり、 準備された数点の中から祇園の舞妓さんの写真が取り上げられました。


 これが京税協ニュースの1面に掲載された写真の第1号です。

その後編集長を仰せつかり、 22号から37号まで担当させていただきました。


 新発足の編集委員会で20号の写真について意見を求めた結果、 毎年1月に発行する京税協ニュースの一面に写真を掲載することが決まりました。


 写真は、 理事で編集委員の小澤正治先生の口利きにより右京支部の吉岡昭先生から提供していただけることになり、 昭和59年1月発行の24号には北アルプスの主峰槍ケ岳、 翌昭和60年1月発行の28号には、 乳製品でおなじみの小岩井牧場を取り上げました。


 それぞれ素晴らしい作品でしたが、 やはり地元の登場がないのはさみしいもの…。

是非、 京都を代表する場所の雪景色をとの厚かましいお願いに、 吉岡先生は心よく応じて下さり、 昭和61年1月の32号は新雪の平安神宮、 そして62年1月の36号は雪の嵐山の写真を掲載することが出来ました。


 改めて紙面をお借りして、 吉岡先生はじめ御協力下さいました諸先生方に御礼申し上げます。

4代編集委員長 (38〜45号)

   伏見支所 田島博昭会員
 

 京税協ニュースが、 発刊来第100号を迎えた事、 誠におめでとうございます。


 31年余りに渡る京税協の歴史が各号に記録されており、 今更ながら、 先人、 先輩先生方の御努力に敬意を表したいと思います。


 さて、 私が委員長としてニュースに携わったのは、 昭和62年〜平成元年で、 第38号〜45号迄の間でした。

62年当時で組合員数919名、 出資金額11、 643万円。

平成14年12月16日現在、 組合員数1、 425名、 出資金額13,836万円で、 その間約15年間で、 組合員数506名、 出資金額で2, 193万円増加しています。

組合員数の増加に比較し出資金額が比例していませんが、 組合の安定化、 健全化と共に過去の大口出資者の御協力を得て口数の10万円平均化を実施してきたからです。


 さてニュースの件ですが、 南先生よりバトンを受けた時は、 担当専務が村中先生でした。

報告事項、 連絡事項等必要掲載事項以外は好きな様に紙面構成してもよいとの御理解を得て、 生意気にも斬新でユニークな、 何か遊び心のある紙面作りが出来ないかと考えました。

結果何も思い付かなかったのですが、 委員会構成に木村、 今井の女性2名に協力をお願いしました。

まずは人から、 その程度の考えでした。

38号に今井女史が“新しく女性の感覚を取り入れてなんて言われたらミスキャストかも”と編集後記に書いてくれました。

またその後今井女史による漫画絵日記シリーズを取り入れました。

当時漫画ブームの走りでもあり、 従来の固い印象の紙面が柔らかく感じたり、 構成がしやすいという事も手伝って何号かに取り入れました。

今にして思えば冷汗ものです。

ニュースも100号を数えるに当り、 その間紙面のA4判化の変更等、 南出委員長以後、 歴代の委員長の御努力で紙面も益々充実してきました。

そして現編集委員長は今井女史です。

余裕も感じられる現ニュースを拝見すると“ミスキャスト”ならぬ、 正に“ナイスキャスト”だったのでは。そんな風に考えています。


 今井女史には、 まだまだ委員長として頑張って、 楽しいニュースを編集していただく事を期待します。

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第5代編集委員長 (46〜61号)

   上京支所  南出力利会員

かけだし編集長の思い出

  「京税協ニュース」 第100号発行、 心よりお祝い申し上げます。


 現編集長今井弘子先生より原稿依頼を受け、 私が担当した京税協ニュースに目を通しながら、 当時の思い出が懐かしくほろ苦く蘇ってまいりました。

 私の担当は平成元年の46号から平成5年の61号迄の4年間、 記憶している思い出、 エピソードを断片的ですが列挙します。


その1、 広報の経験がない43才の若輩者が大先輩の副理事長先生に説得され編集長に就任、 不安一杯、 前途多難のスタート。


その2、 副編集長に大先生 (2期目から林佳弘先生にも副編集長をお引受け頂き2人体制)、 各支部より選りすぐりの経験豊富で優秀な委員13名の編成が出来てホット一息、 さあ気合いを入れて船出だ。


その3、 顔合せをかねて第1回編集会議、 現編集長今井先生と中京の木村恭子先生より第一声叱咤激励、 暖かいはげましの言葉、 のんびりしてられないぞ。


その4、 始めての原稿割付から印刷出来上がり、 紙面の関係で一部投稿者の原稿を修正、 さっそくクレーム、 平謝りでおわびのあいさつ。


その5、 第50号では大先輩の歴代編集長に紙面をかざって頂いた。 皆さんの苦労が滲み出て、 大いに納得、 参考になりました。


その6、 第60号では新春60才年男年女座談会、 オフレコの部分まで記事に書き、 少し修正してはとご助言。


 その他紙面があればまだまだ失敗談、 楽しかった事たくさんあります。

初の両丹地区組合員との懇談会開催で福知山に取材に行ったこと、 写真を逆さに掲載してしまったこと等々、 原稿依頼の苦労等がありましたが、 当時の編集委員の先生方のチームワークの良さは抜群であったと自負しております。

今は皆それぞれ重要な役職でご活躍されておられます。 なつかしいですね。


 今井編集長を中心にご苦労でしょうが、 楽しい親しみのある組合報の発行を大いに期待しています。

頑張って下さい。

第6代編集委員長 (62〜77号)

   宇治支所 大友紀会員

私の編集委員長時代は平成5年から平成9年までの2期4年であります。

清水理事長の毎回のご挨拶で読みやすい京税協ニュースをとのプレッシャーのなか、 木村恭子・今井弘子副編集委員長をはじめとする委員の先生方の支えにより何とか今井弘子委員長にバトンタッチ出来ましたことを感謝申し上げます。

また、 編集のベテランの諸先輩先生方が京税協の役員としておられましたので大いに助かりました。

紙面を埋めるシリーズものをどのようにするかで、 委員の提案でまず 「私の宝物」 そして 「歩いてみた都大路」 さらに 「京の七口」 となり、 このなかでいろんな出会いをさせて頂きました。

特に 「歩いてみた都大路」 では委員会全員で出町から宝ケ池までを小グループに分かれて歩かせていただき、 普段見られない風景や光景を実体験することができました。

実際に歩いて取材をして記事にすることができたのは貴重なことであります。

次の 「京の七口」 にも引き継がれ取材したものが記事となりました。

京のイラスト地図を毎回書いて頂いた赤尾先生には大変な苦労をおかけいたしました。

この場を借りて御礼申し上げます。


 平成7年1月号 (68号) からは時代の流れに従い、 A4判にサイズを変えました。

されど私の独断で縦書きは踏襲させていただきました。

ここで、 平安建都1200年に因んで京税協ニュースの題字を平安神宮の宮司九条道弘さんにお願いし、 何枚か書かれた味のある字をどうするかで苦労した事が思い出されます。

残っている過去のニュースを見ながらあの頃のことを思い出すと、 いろんなことが走馬灯のように駆け巡ります。

今回で100号とか、 京税協の足跡を刻んだ京税協ニュースが、 今後も脈々と引き継がれ、 組合員のための組合を盛り上げるために、 なお一層ご尽力を委員会にお願い申し上げ、 組合員の皆様にはどうか暖かいご支援・ご講読を切にお願い申し上げ、 100号の記念といたします。

第7代編集委員長 (78〜現)

右京支所  今井弘子会員

 今、 振りかえってみると長年 「京税協ニュース」 の編集に携わってきました。

楽しかったのは、 田島博昭編集長時代に、 シリーズ 「食べ歩き」 で中京支所の木村恭子先生と私とでお料理と場所を自由に選んで食べ歩きした事。

次はどこに行こうと楽しみに出かけたものです。

そして、 大変勉強になった大友紀編集長時代のシリーズ 「歩いてみた都大路」 「京の七口」 は、 京都育ちでない私には貴重な体験学習で、 再度のんびりと歩いてみたいと思っています。


  「京税協ニュース」 は機関誌か、 それとも広報誌か。

広辞苑で調べてみましたが私には明確な区別がつきません。

どちらにしろ、 編集に際して心がけてきた事は、 「京税協ニュース」 の伝統を守るのを大前提に、 作り手の編集委員が楽しんで会報作りをすれば、 きっと楽しんで読んで下さると信じて会報を作ってきました。

編集委員の先生方、 楽しく会報作りをして下さりありがとうございます。

ここに100号をお届けする事が出来て幸せです。

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編集委員から一言

 宇治支所 井上 玲子


 今井編集長のもと、 楽しく作業しながら100号を迎えることができました。

あと願わくば、 今年こそ阪神が優勝して、 編集長が狂喜乱舞するお姿を見てみたい……。


  中京支所 間嶋 利行


 5回目の年男を目前にした年末の4日間、 還暦記念と銘打って冬山登山に出かけた。

万二郎・万三郎の天城山、 バカ尾根大倉の丹沢山、 ラッセルしての雲取山、 富士の眺めの大菩薩嶺。

第2の青春に向かって新たな旅立ちへ。


  下京支所 北尾 剛久


 編集委員として記念すべき第100号の編集に携わることができ、 大変光栄に思います。

これまで原稿依頼にご協力頂きました会員の先生方本当にありがとうございました。

今後も温かいご支援お願いいたします。


  左京支所 清水  宏


 編集委員会に所属するまでは、 「京税協ニュース」 がどのように作成されているのか知りませんでした。

記事については編集委員が書く場合も多々あり、 私自身何度か担当させていただき良い経験になりました。


  右京支所 大西 容子


 100号おめでとうございます。 編集の仕事をしているというより見習い期間がまだ終了しない私です。

でもいい経験と楽しい時間をありがとう。


  上京支所 田中 喜雄


 昨日運転免許更新の連絡ハガキが送られてきた。ハガキには一般運転者 (5年・青) と書かれている。

今回も優良免許 (金色) を受けられないようだ。

最新違反内容の欄には平成11年1月21日高速度35未満と書かれている。 次回こそはゴールド!!


  伏見支所 幡山 玲子


 6年間、 委員として編集にたずさわり、 文字埋めの苦労だけでなく、 完成したニュースを手にしたときの達成感、 校正の後の皆様との談笑等、 得難い一時を過ごさせていただきました。


  宇治支所 徳田 明子


 今までの編集委員をはじめ多くの方々の協力の賜物である京税協ニュース100号に今回、 編集委員としてたずさわることができ、 うれしく思います。


  左京支所 小杉 將之


 編集委員になり早くも6年目、 ときには厳しく、 ときにはやさしい今井委員長の指示にいつもびびりながら、 こんなに立派な委員に成長することが出来ました。


  下京支所 臼田 多惠


 昭和51年の創刊から27年の時を経て迎えた第100号。

その記念すべき号の発行を編集委員としてお手伝い出来るなんて。 感激!


  東山支所 中谷隆夫

 
 適度な緊張感の中、 着々と進められる編集作業は、 とても良い経験となりました。

日ごろワープロなどでパソコンによる漢字変換に馴れきってしまっている今日この頃ですが、 漢字一字、 一字の重みと趣きの深さを再認識できる、 良い機会でもありました。


  伏見支所 中西 作治


 2期4年の任期も終わりに近づき、 国語力不足の私ではありましたが、 得がたい経験をさせて頂きました事にお礼申し上げます。


  右京支所 石原  牧


 平成6年1月号に、 清水前理事長を囲んでの新春対談に出させて頂いたのがニュースとの出会いで、 今井委員長誕生以来、 編集委員会の端っこで原稿と楽しくにらめっこしています。

これからも微力ながらお手伝いさせて頂きますのでよろしくお願い致します。


  上京支所 有田 行雄


 私 「ドラフト1位指名」 でこの委員会に入ったはずでしたが、 各委員のプロの腕前を見せつけられ、 実はまだ 「入団テスト中」 であることが判明しました。 トホホ…。


  中京支所 中村 裕人


 100号のうち1年間で約40号余りの編集に係わりました。

そのなかで作業を楽しみながら、 他支所の先生方と知り会え、 善き友人を得ることが出来たのが最大の財産です。  


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第17回 (平成14年度)

全国統一キャンペーン  優績営業職員表彰式

 京都税理士協同組合では、 去る1月21日、 京都ブライトンホテルにおいて、 平成14年1月・11月に実施された 「第17回全国統一キャンペーン」 で特に優秀な成績を挙げられた方々の表彰式を挙行しました。


 式は吉澤俊二専務理事の司会で開始し、 廣瀬伸彦副理事長の開会の言葉に続いて、 上田寛理事長が、 「長引く不況と同業他社との厳しい競争の中で、 日頃の努力に敬意を表し、 心から厚くお礼を申し上げる」 と挨拶をし、 続いて、 林伸三郎副理事長が経過報告をしました。


 引き続き、 ご来賓の挨拶として森金次郎日本税理士会連合会会長が、 全国税理士共栄会会長の代読を林伸三郎副理事長がし、 辻野勝行朝日生命特定市場開発部長、 続いて、 吉岡政彦第一生命広域法人営業部推進役は故松下幸之助氏の言葉から 「風のない日に凧をあげるためには、 自分が走ればよい。

出来ない言い訳を考えるより出来ることを考えよう。 風のない日に凧をあげる精神でがんばろう」 と挨拶をいただきました。


 続いて表彰式に移り、 VIP大型総合保証制度で理事長賞に輝いた朝日生命の宍戸さえ子さんが、 金賞を代表して日本生命の猪瀬千穂さんが、 銀賞を代表して第一生命の本郷明美さんが、 銅賞を代表して明治生命の山岡通能さんが、 努力賞を代表して第一生命の八幡真由美さんが、 壇上にて理事長より表彰されました。


 続いて、 雅ファイブ (連続入賞者) を代表して14年連続の朝日生命の久下萬里子さんが、 優秀機関長賞を代表して朝日生命の大堀守太郎さんが、 壇上にて理事長より表彰されました。


 このあと、 理事長賞を受賞された宍戸さえ子さんが受賞者を代表して挨拶をされた後、 粟田正雄副理事長が 「受賞者のみなさんが輝いて見える。 次回もホテルでの表彰式でお会いしたい」 と閉会の言葉を述べて表彰式は終了しました。


 定刻より30分遅れで、 小坂文夫常務理事の司会進行のもと、 田島博昭副理事長が諸般の事情で税理士会館での表彰式となった昨年の表彰式と比し 「懇親会はやっぱりホテルがよい」 と開宴の挨拶をし、 朝日生命京都支社長の牧野誠二様の乾杯の音頭で懇親会が始まりました。

恒例のビンゴゲームも盛り上がり、 厳粛な表彰式とはうって変わり終始和やかで、 日々の業務を離れて楽しいひとときを過ごされている様子でした。

 受賞者ご芳名

◆VIP大型総合保障制度
理事長賞 朝日生命京都支社 宍 戸 さえ子
金 賞 日本生命京都支社 猪 P 千 穂 他2名
銀 賞 第一生命京都総合支社 本 郷 明 美 他7名
銅 賞 明治生命京都支社 山 岡 通 能 他26名
努力賞 第一生命京都総合支社 八 幡 真由美 他8名

◆連続入賞者 (雅ファイブ) 朝日生命京都支社 久 下 萬里子 他6名


 
◆優秀機関長 朝日生命京都支社 大 堀 守太郎 他2名

  

 
◆優秀支社 優秀支社10 朝日生命京都支社
第一生命京都総合支社

(順不同・敬称略) 

謝 辞

 受賞者を代表いたしまして、 一言ご挨拶申し上げます。


 本日は 「全税共第17回全国統一キャンペーン」 の表彰式にお招きいただきまして誠にありがとうございます。

伺いますれば今回8社48名の営業職員の方々が表彰をお受けになられたとのこと、 大変ご苦労されたことと思います。 心よりお慶び申し上げます。


 さて、 昨年は引き続き景気が低迷し、 先の見えない1年でありました。

金融業界におきましても、 皆様ご存知のとおり、 大変な嵐が吹いており、 生命保険業界も株価下落による体力の低下といった問題や予定利率の問題が議論される等引き続き厳しい状況が続いております。


 このような混沌とした厳しい環境の時こそ、 我々生命保険に携わる者は生命保険事業の原点に立ち返り、 真にお客様本位のコンサルティングや肌理細かいアフターサービスにより、 その信頼・信用を勝ち得ることが肝要であると思います。


 私たちにとりましては、 この全税共キャンペーンは大きな目標であり、 また税理士先生方々の暖かいご支援は何よりの励ましであります。

今後ともご後援の程、 宜しくお願い申し上げます。 私たちも期待に応えるべく、 来年もこの栄ある表彰式に出席すべく努力を重ねてまいります。


 最後になりましたが、 京都税理士協同組合のますますのご発展と、 本日ここに出席されておられる皆様の更なる飛躍を祈念し、 大変簡単ではございますが御礼の言葉とさせていただきます。


 平成15年1月20日
   朝日生命保険相互会社  京都支社 宇治営業所  宍戸 さえ子

チャリティー寄託

 過日開催致しましたVIP君、 ランちゃんチャリティーゴルフコンペを含む計2回のゴルフコンペと1泊旅行の際にご協力いただきましたチャリティー、 その他組合員先生方の善意を併せまして、 計966,486円を、 去る12月2日、 粟田副理事長と吉澤専務理事が京都新聞社を訪れ、 京都新聞社会福祉事業団に寄託しました。

紙面をお借りして、 善意をお寄せいただいた多数の皆様に厚くお礼申し上げます。


 なお、 当組合からのチャリティー寄託は21回目となり、 総額は、 13,583,094円となりました。


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であい

素 晴らしい人々との出会い 伏見支所 佐々木 都

 夫が転勤の多い仕事に就いているため、 我が家はこれまでほぼ3年周期での引越しを繰り返してきた。

ようやく馴染んできた生活環境をその都度リセットするのは、 結構エネルギーがいる。

しかし、 転居の度ごとにその土地で、 その後の人生に影響を与えるような素晴らしい出会いがあった。


 結婚してしばらく専業主婦だった私は、 自分が一生続けていける仕事を探していた。

税理士資格を取るきっかけになったのは、 同じ転勤族である友人のお兄さんの助言だった。

「仕事をするなら、 全国どこへ行っても通用する国家資格を目指してはどうか」 サビかけた頭にはかなり過酷な受験生活が一段落し、 会計事務所への就職を探し始めた頃、 私は人口が5万人にも満たない小さな都市に住んでいた。

年齢や経験でハンディキャップのある私がすんなりと就職出来るとは到底思えず、 駄目でもともとという気持ちで面接に臨んだ。

転勤があることを理由に迷っておられた所長だったが、 寛大にもこう言って下さった。

「この土地に住んでいる間、 うちの仕事を見て行きなさい」 約2年半勉強させてもらい、 また別の土地に引っ越すこととなった。

そして、 ここでもまた家庭の事情を理解して下さる先生との出会いがあった。

私が勤務していた事務所の玄関には、 次のような額が掛けられていた。

「仕事とは心に誠実を刻むことであり、 指導とは共に希望を語ることである」 自分がこれからこの仕事をしていく上で進むべき方向性が見えてきた頃、 私は家族の了解を得て、 地元に戻り腰を落ち着けて仕事をすることを考え始めた。

そして同じ時期に、 自分が進もうとしている道のずっと前を歩いている先生のホームページに出会った。

勉強会に出席したことがきっかけとなり、 今はその事務所でのびのびと仕事をさせてもらっている。


  「出会い」 は偶然ではなく、 ある意味で必然である。

しかしタイミングをはずすと、 「出会い」 はただの 「すれ違い」 に終わってしまう。

「出会い」 と 「すれ違い」 の差は何か。


 私の場合、 これまで自分の中のエネルギーが高まっている時に、 人生の方向に影響を与えるような人に出会うことが出来た。

つまり、 自分の望んでいることが明確になっている時には、 必ずそれを実現するきっかけに巡り合えるということだ。


 これまでの数々の 「出会い」 のおかげで、 今の自分があることに感謝をし、 日々向き合っている顧問先の経営者の方々に、 私達との関わりを 「すれ違い」 ではなく、 「出会い」 であると感じてもらえるような仕事をして行きたいと思っている。

花との出会い 伏見支所 中西 作治

  「風が吹けば、 桶屋がもうかる」 これに近い話です。

専門職のオペレーターがいる事務所に勤務していた私は、 パソコンとは無縁で過ごしていました。


 ある日、 新聞の折込み広告で京都市の外部団体主催のパソコン教室と会いました。

電源を入れる−というところから教わり、 教室一の年長、 ドジという存在のまま1ケ月で終了、 意気揚々と寺町の電気屋へ直行したものでした。

因みにこの講習は、 長く続いてるものらしく、 私の通った入門講座以外にも実施されているようですが、 新聞の折込広告が我が家に届いたのはこの1回のみでした。


 思えば、 これが独立につながる私の人生の大きな分岐点だったのです。

訳も判らないまま、 伏見支部広報委員になった時、 写真撮影を必要とされました。

一眼レフのカメラを手にする事など、 数十年ぶりで、 手持ちのカメラの旧さに閉口し、 あわてて全自動の一眼レフを購入し、 小型のズームを需め、 しているうちに、 この3年で5台のカメラを買っていたのです。

その中に2台のデジタルカメラがあります。

パソコンを利用すれば、 現像に出さなくても即日、 即時にプリントアウトできる。 ここにはまり込んだのです。


 ご存知の通り、 デジカメの機能にマクロ撮影があります。

いうならば超接近撮影です。 これが実におもしろい (私のような素人には)。

「花など、 女、 小人のもてあそびだ」 などと気取っていた訳ではありません。

実は最近まで、 桜と菊くらいしか、 認識できなかった無粋な私です。

デジカメのマクロ撮影の練習で、 とにかく手近にある我が家のプランターの花をのぞいている間に、 草花の美しさに気付きました。

さっきまで、 私の眼には、 赤い花、 白い花としか見えなかった小さな草花が、 実に複雑な構造と色と輝きでなりたっているのに驚きました。

鉄仙、 鷺草、 時計草、 撫子、 朝顔などなど、 レンズを通して見ると、 「これは一体何や」 と叫んでしまう存在です。

鷺草は、 白鷺が羽を広げて大空をめざす、 その白さ、 繊細さ、 神々しいばかりです。

時計草は、 長針、 短針、 秒針まで揃って、 西洋ではキリストの受難を現す花としてパッションフラワーと呼ばれるそうです。


 昨夏には府立植物園で、 バオバブという妙な名の花まで見ました。 サン・テグジュペリの 『星の王子さま』 に登場する珍しい熱帯の花です。

 何か咲いていないかなと、 花を捜してのハイキング。

澄んだ空気の中で食べる弁当の美味しいこと。

花の名はいくつも覚え、 年のせいですぐ忘れてしまいますが、 その美しさを十分楽しんでいます。

けれど一向に上手くならない写真の腕をかこちながら、 光と影のファンタジーなどと洒落こんで、 今日もさすらう私です。


 風と桶屋、 パソコンと草花、 この関係、 おわかりいただけましたでしょうか。

大同チャリティーゴルフコンペ
  開催日 平成15年4月7日 (月)
  場 所 グランベール京都ゴルフ倶楽部
  −奮ってご参加下さい!−


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